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![]() 『 アクティブラーニング 』 5歳 新しいグループを決める話し合いでのこと。 男の子は、 「 だって女の子のお話、おもしろいもん 」 と… 女の子は 「 男の子がいた方が楽しいから 」 と言って… 男の子ばかり、女の子ばかりのグループにならないようにする 約束事ができた。 そして、人数も男の子と女の子半分半分にすることに決定。 が、いざ、グループを作ろうとすると、 男の子ばかりのグループ、 女の子ばかりのグループになっていたり、 男女比も偏りが出てしまう。 すると、自分が移動したり、友達に話したりして 解決の道を探っていく。 また、5人になると 「 半分にならない 」 と頭を抱える。 奇数の不思議にも気付く子どもたちだった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… グループで考えて、話し合って 解決の道を探っていくアクティブラーニングについて… 学校教育は「 教える 」教育から 「 主体的に、他の意見との対話を通じて、 問題を解決する力を育てる 」教育へと変わってきています。 先生の話を聞いて理解して、答えを導き出せたら手を上げて 当てられたら答えるという… いまの私たち大人が受けてきた教育ではなく、 あるテーマにそって自分の考えを相手に伝えて、 友達の考えに耳を傾けて、 自分の考えとは異なる考え方、捉え方があることを知って 深い学びを得る教育、アクティブラーニングです。 まずはいろんなことに興味を持つこと。 そしてグループディスカッションで物事を多角的にみて、 結論に導く過程で学ぶこと。 アクティブラーニングで育つ力は、 問題解決への糸口を広げ、生きる力につながります。 また、他の人に自分の考えを伝える表現力もついてきます。 「 わからない 」「 知らない 」という答えはなく、 調べたり、聞いたり、 「 どうしてだろう? 」と 疑問をぶつけることで自分なりの答えを探り、伝えていくこと、 暗記ではなく、考えて… 日常的にそういう習慣をつけていくことが大切になってきます。 毎日、いっしょにお弁当を食べたり、活動の拠点となる グループは、子どもたちにとって、最大の関心事! 自ずと積極的になりますね。 新しいグループ決めで、男女混合にする理由、 そして半数ずつにするには、どうしたら良いか一生懸命 頭を使って試行錯誤する過程… そこでの気付き、発見こそが、 説明力、計算力、順序だてて考える力、物事を整理する力を 育てていきます。 5人の5という数が、半分にならないことも新しい発見でした。 知らず知らずのうちに数の分解をしている子どもたちです。 また、約束事にそったグループにするために 友達に理解できるように話す文章力も鍛えられます。 さらに好きな友達と離れたくないけど、 それはみんな同じ! と、友達を思いやり、 譲ったり譲られたりで社会性、コミュニケーション力も 育ちます。 ひとつのテーマでの活動で、 算数、国語、社会性…など、 教科にとらわれない学びを得られます。 それが、これから求められる力です。 家庭でも、「 教える 」のではなく、 「 どう思う? 」と投げかけて いっしょに問題解決できるようになればいいですね。 「 生きる力 」を身につけるために! 「 知ることが少なければ、愛することも少ない 」 by レオナルド・ダ・ヴィンチ INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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